Mail Onboarding Managerを使ったNotesメールのクラウド移行 4.転送の実行
前回までで転送設定の作成が終わりました。
「New Setting 1」をクリックして開き、先の手順で作成した転送グループを選択して右上の「Apply」ボタンをクリックします。
これにより、「移行対象はどのユーザーか(Users)」と「どんな設定で移行するか(Settings)」が紐づけられるわけです。
4.「Staging」
この状態で「Staging」タブを開くと、先ほどの転送グループが現れます。
カテゴリを展開すると、対象のユーザーが見えます。
「Set transfer」の右の矢印をクリックします。
すると「Now」と「Schedule Later」が選べます。時限実行したい場合は後者を選びましょう。ここでは「Now」で即実行していきます。
すると、以下のように進捗状況が表示されます。
画面も自動でリロードされますので、終わるまで待ちましょう。
ここまで行ったら転送は完了です。ネットワーク環境により変わると思いますが、ここでは、ほぼメールが空のユーザー1名の移行で、15分程度かかりました。
おや、まだ状態が「Staging」で、「Complete」になっていませんね。これで大丈夫なんでしょうか。大丈夫です。実は、これ以降のステータスの変化は、実際にユーザーがSCNotesにログインしないと進まないのです。管理者でできるのはここまでです。
SCNotesの管理画面上でも「処理待ち」になります。
次回は、ユーザー側の初回ログイン時の設定と、Verseを開くまでの手順です。