Smart Cloud Notesのハイブリッドアカウント設定 2.オンプレ環境情報の入力
前回、事前構成テストまで完了しました。
次に、SCNotes側にオンプレミスのサーバー情報を設定していきます。
ディレクトリ同期サーバー設定
管理画面から、「ディレクトリ同期サーバー」をクリックします。
今回の構成では、ディレクトリ同期サーバーは1台のため「1次ディレクトリサーバー名」に、メール兼アプリサーバーの名前を入れます。
また、Dominoディレクトリのファイル名は標準通り「names.nsf」とします。これで、設定を保存します。
※保存した後の画面。まだディレクトリ同期が走っていないので「同期状況」はエラーになっています。
メール配信サーバー設定
次に、「メール配信サーバー」をクリックします。
今回の構成では、ディレクトリ同期サーバーと同じサーバー名を設定します。
Dominoドメインも、ディレクトリ同期サーバーのドメイン名を設定します。
これで、設定を保存します。
メールサーバーのベース名設定
さらに、「メールサーバーのベース名」をクリックします。
ここで入れる名前はオンプレミスのサーバー名ではなく、これからクラウド側に自動で作られるサーバーの、サーバー名に使う文字列を設定します。
SCNotes上のメールサーバーは冗長構成が組まれますので、ここで設定した名前に勝手に連番が振られて、サーバー名が作られることになります。
この文字列はなんでもOKですが、ここではわかりやすいように「Mail」としておきます。
これで、設定を保存します
パススルーサーバー設定
さらに、「パススルーサーバー」をクリックします。
パススルーサーバー名を設定します。
また、「1次インターネットホスト名またはIPアドレス」に、パススルーサーバーのIPアドレス(グローバルIP)を指定します。
ここでは、Softlayer上にサーバーを立てるとついてくるIPアドレスを指定しています。
「1次Dominoドメイン名」ですが、ここはパススルーサーバー用のドメイン名ですので、メールサーバーのドメインとは異なるので注意してください。
過去の記事で、パススルーサーバーは、セキュリティの観点からメールサーバーと同一認証者、だがドメイン名は異なるようにする、というルールがあることを記載しました。パススルーサーバーを立てるときにドメイン名を別のものにしているので、その時に付けた名前を設定します。ここでは、末尾にPTがついたドメイン名としています。
これで、設定を保存します。
認証者IDファイルのアップロード
そして、「認証者IDファイル」をクリックして、以前の記事で作成した、SCNotes用の認証者IDをアップロードします。
ここまで完了し、設定に問題がなければ、「アカウントのセットアップ」で表示される内容が緑表示に変わります。
次回から、設定したアカウントを使用可能にしていきます。